2013年リターンNo.1で注目度急上昇 「JASDAQ-TOP20指数ファンド」 三井住友アセットマネジメント

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“時代の主役”を切り取った厳選投資ツール

宗正彰氏 藤井徹也氏

    宗正彰氏          藤井徹也氏

投信営業第一部 担当部長 宗正彰氏
商品部 マネージャー 藤井徹也氏

一昨年末から上昇が続く日本株だが、とりわけ元気なのが新興市場だ。中でも、三井住友アセットマネジメントが運用する「JASDAQ-TOP20指数ファンド」は2013年、1年間のトータルリターンが292.34%と、ETF(上場投信)および投資法人を除く国内公募投信約4800本の中で1位に輝いた。同ファンドの魅力を、投信営業第一部担当部長の宗正彰氏、商品部マネージャーの藤井徹也氏に聞いた。

――まずはファンドの概要を教えてほしい。

「JASDAQ-TOP20(以下JQ-TOP20)をベンチマークとするインデックスファンドで、指数とおおむね連動する投資成果を目指した運用を行う。決算は年1回。基準価額水準や運用実績を勘案して収益分配の有無と金額を決定する」

「JQ-TOP20に連動するインデックスファンドは、ETFを除けば当ファンドのみ。個人投資家に新たな投資機会を提供するべく、2010年10月の指数算出開始から間もない12月22日に新規設定した」

――JQ-TOP20とは?

「JASDAQに上場する約900銘柄の中から、東京証券取引所が20銘柄を選定して、指数化したもの。見直しは原則、年1回行われる。JASDAQ関連の指数には、全銘柄を対象とするJASDAQ INDEXや日経ジャスダック平均などあるが、20銘柄だけを切り取ったJQ-TOP20は “少数精鋭”との特徴を持つ」

――“少数精鋭”ゆえ、13年は圧倒的なリターンをたたき出した。

「1年間のトータルリターンは292.34%と、ETFおよび投資法人を除く国内公募投信約4800本の中でトップだった。ちなみに同期間の騰落率は日経平均が56.71%、TOPIXが12.15%、JASDAQ INDEXは87.1%だった」

「TOP20と命名されているものの、採用銘柄は時価総額の大きさだけでなく成長性、日々の売買代金や空売りの容易さといった流動性など、多面的尺度から選定される。そしてJASDAQを含む中小型株は、機関投資家による売買が中心の大型株と比べて個人投資家のウエートが高いことから、JQ-TOP20は“個人投資家の注目度が高い銘柄”と言い換えることも」

――最近、中小型株ファンドの新規設定が相次いでいる。違いは?

「国内中小型株を対象とするファンドの多くはアクティブ型。ベンチマークを上回る投資成果を目指すため、銘柄分析など運用に相応の労力が必要だ。一方、インデックスファンドは銘柄分析が不要な分、コストを低く抑えられる。当ファンドの信託報酬は年0.798%(税込)とカテゴリー平均を大きく下回る」

「高いリターンとコスト面での優位性から、当ファンドへの注目度が高まっている。とりわけオンライン証券会社やネット銀行を利用する個人投資家との相性が良いようだ。各社が独自で集計してサイト上で紹介する『買付金額』など各種ランキングでも上位にランクインしている」

――組み入れ銘柄を知りたい。

fig1「13年末時点の組入上位10銘柄は、(1)ガンホー・オンライン・エンターテイメント、(2)デジタルガレージ、(3)日本マイクロニクス、(4)セリア、(5)クルーズ、(6)メッセージ、(7)ファンコミュニケーションズ、(8)第一興商、(9)日本マクドナルドホールディングス、(10)ユビキタスとなっている(図参照)。世界規模で拡大の一途をたどるスマートフォン関連、IT関連など時代にマッチした“旬”な銘柄が並ぶ」

――JASDAQ銘柄の特徴は?

「東証と比べて上場間もない企業が多く、成長性が魅力のJASDAQ市場。ここで厳選された20銘柄はまさに、これからの日本を担う“主役”といえる。昨年はガンホー・オンライン・エンターテイメントの株価急騰が話題になった。スマートフォン向けゲームの提供といった新しいビジネススキームを確立した同社は当然、時代の主役であり、今後もJQ-TOP20から新たな主役が登場して、業績、株価ともに飛躍する可能性を秘める」

「JASDAQ銘柄には“市場変更”というボーナスも期待される。例えば、長らくJASDAQをけん引してきた楽天は昨年12月、東証1部へ市場変更した。一般的には東証1部に昇格する際、株価は上昇する傾向が見られる。東証1部全銘柄を対象としたTOPIXは日本を代表する指数で関連インデックスファンドも多く、ファンドや機関投資家からのまとまった金額での買い付けが期待されるため」

――投資上の留意点はあるか。

「当ファンドは組み入れ銘柄が20と少なく、値動きが大きい点に留意してほしい。既に紹介した“高リターン”は当ファンドの大きな魅力だが、当然その逆の可能性も。事前にリターンの目標値などを定めて、市況などを勘案しながら機動的に売買するといった使い方が適していると考える」

――今後の展開、どうみる?

「アベノミクス相場がスタートして以来、国内株の活況が続いている。加えて今年1月からNISA(少額投資非課税制度)がスタートしたことで、今後はさらに個人が投資への関心を高めることが期待されている。新興市場の代表的な銘柄への投資が手軽に可能な当ファンドへの注目もますます高まるのではないかと期待している。ちなみに、NISA口座で当ファンドのように大きく値動きする可能性のある金融商品に投資するということは、利益に対する非課税の享受が大きくなる可能性があるということでもある」

「JASDAQ銘柄は内需系が多く、当ファンドは、この先の国内景気上昇の恩恵を効率良く享受するのに適したツールといえるだろう。加えて、先述したようにJASDAQは個人投資家のウエートが高く、為替や機関投資家の資金動向などが大きく影響する大型株とは異なる値動きをすることがある。既に大型株ファンドを保有する人が分散投資のいち手段として当ファンドを活用しても」

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