「UCDAアワード2013」投資信託部門 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが受賞

概 況


情報のわかりやすさ賞に大和住銀投信投資顧問
特別賞に日興アセットマネジメント、三菱UFJ投信
アナザーボイス賞 7月5日開催の選考結果報告会で発表

評議会の風景

評議会の風景

企業や団体が生活者に提供する情報コミュニケーションの問題点を発見し、「見やすく、わかりやすく、伝わりやすく」改善する活動を行っている一般社団法人ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会(UCDA/福田泰弘理事長)が主催する「UCDAアワード2013」の各受賞社が10日、UCDAのホームページ上で発表された。

「投資信託 交付目論見書部門」では、UCDAアワード2013(情報の伝わりやすさ賞)にゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが選ばれた。情報のわかりやすさ賞は大和住銀投信投資顧問、特別賞には日興アセットマネジメント、三菱UFJ投信が受賞。大和住銀投信投資顧問、日興アセットマネジメント、三菱UFJ投信の3社は、受賞部門は異なるが、投信会社が初参加となった「UCDAアワード2012」に続いての連続受賞となる。

なお、アナザーボイス(建設的意見を持った生活者)賞については、7月5日(金)に行われる「UCDAアワード2013」選考結果報告会で発表される。結果報告会では、今回の評価・分析を通じて発見された課題を報告する。ホームページ上でUCDAに興味がある人にも参加を呼びかける予定。

「UCDAアワード」は、企業が発信する情報を、産業・学術・生活者の知見により開発した尺度を使用して、「第三者」が客観的に評価、優れたコミュニケーションのデザインを表彰するもの。評価結果が、改善のための指標となり、デザイン技術の発展とコミュニケーション品質の向上を通じて企業と生活者双方の利益に貢献することを目指す。第4回となる「UCDAアワード2013」は「伝達品質の保証」をテーマに、生命保険は告知書と支払手続案内ウェブページ、損害保険は自動車保険金請求書と支払手続案内ウェブページ、投資信託は交付目論見書、通信販売は化粧品・健康食品の既顧客向け購入申込書が対象。今年1月から募集を開始、2月上旬の評価員説明会を経て、4月1日より専門家や生活者による評価が本格的にスタート。エントリーした生命保険23社、損害保険10社、投資信託8社、通信販売10社の対象物の評価を行ってきた。今回は、アナザーボイスによる評価のほか、消費者団体として公益社団法人日本消費生活相談員協会と財団法人日本消費者協会が評価に参加している。

「UCDAアワード」は、2012年は、評価対象として2011年までの生命保険と損害保険に加え、新たに投資信託)とOTC医薬品を加えた。投資信託は外国債券投資信託の販売用資料を対象にした。投資信託の運用成績を評価するアワードは既に数社が行っているが、投資信託の販売用資料を、情報のわかりやすさという視点から評価するのは初めてであり、同業界だけでなく、投資信託の販売者である銀行や証券会社などの関心が高まっている。

昨年の投資信託部門には、大手運用会社8社以上がエントリー、大賞の「UCDAアワード2012」は大和証券投資信託委託が受賞。「情報のわかりやすさ賞」を三菱UFJ投信、「情報の充実度賞」を日興アセットマネジメントと野村アセットマネジメント、「特別賞」を新光投信と大和住銀投信投資顧問がそれぞれ獲得している。

「UCDAアワード2013」のテーマは「伝達品質の保証」。伝達品質の保証とは何か。UCDAの説明によると、これまでUCDAアワードは、金融コミュニケーションを中心に、生活者の生命・財産にかかわる情報のわかりやすさを評価してきた。表彰制度の成果は2つ。1つは、評価過程で得られた分析レポートを元に、コミュニケーションデザインを改善した企業が、コスト削減と顧客満足度の向上を成し遂げていること。もう1つは、「UCDAが対象物を横断的に分析したことで、企業ごとの改善だけでなく、業界全体での標準化の取り組みが始まったこと」と指摘。これは、販売促進の陰で見落とされがちな「情報のわかりやすさ」を向上させることが、今まで以上に重視された結果だ。

第4回となる「UCDAアワード2013」では、昨年から導入したアナザーボイスを強化するために、消費者団体が評価に加えた。これは、アワードの評価結果がデザイン作法の改善にとどまらず、情報自体の安全性、すなわち「伝達品質の保証」につながることを意味するという。商品・サービスの申し込みや請求における情報がわかりやすくなることは、生活者の安心・安全につながる。その結果、企業には不備対応のコスト削減と購買支援という経済的なメリットをもたらす。

今回の評価対象である生命保険の告知書と損害保険の請求書は、難しい記載事項が多く、販売者の介助が必要とされている。保険金・給付金を請求するための手続きを案内するウェブコミュニケーションも契約者にわかりやすく伝わるかが重要だ。また、投資信託の交付目論見書は投資者を保護するため、法令により記載すべき情報が厳格に定められているが、販売用資料との役割分担は各社で異なる。新しく対象になった通信販売の購入申込書は、インターネットを利用しない高齢者にもわかりやすく、かつ間違えにくい配慮が必要。「UCDAアワード2013」は、対象物の評価を通じて、業界におけるコミュニケーション上の課題を可能な限り客観的に検証することで、生活者に対する「伝達品質の保証」に貢献することを目指すと、UCDAでは指摘している。

UCDAアワード2013 選考結果
UCDAアワード2013(情報の伝わりやすさ賞)
・生命保険告知書部門 三井住友海上あいおい生命保険株式会社
・損害保険自動車保険金請求書部門 株式会社損害保険ジャパン
・投資信託交付目論見書部門 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社
・通信販売購入申込書部門 フジッコ株式会社
情報のわかりやすさ賞
・生命保険告知書部門 太陽生命保険株式会社
日本生命保険相互会社
・生命保険支払手続案内ウェブページ部門 ライフネット生命保険株式会社
・損害保険支払手続案内ウェブページ部門 株式会社損害保険ジャパン
・投資信託交付目論見書部門 大和住銀投信投資顧問株式会社
・通信販売購入申込書部門 株式会社再春館製薬所
特別賞
・生命保険告知書部門 オリックス生命保険株式会社
・生命保険支払手続案内ウェブページ部門 アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
・損害保険自動車保険金請求書部門 AIU損害保険株式会社
・損害保険支払手続案内ウェブページ部門 セゾン自動車火災保険株式会社
・投資信託交付目論見書部門 日興アセットマネジメント株式会社
三菱UFJ投信株式会社
・通信販売購入申込書部門 株式会社杉養蜂園
株式会社千趣会
※アナザーボイス賞については、7月5日(金)UCDAアワード2013選考結果報告会で発表
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